お肌の基礎知識編!

保湿や日焼け対策など、スキンケアの言葉は多くありますが実際それがお肌にどういう影響を与えているのか、すべて理解している方は多くはありません。

自分のお肌の状態を知るためにも、お肌の構造については頭に入れておくのがオススメです。お顔剃りの前に、まずお肌についての基礎知識をご紹介したいと思います。

skin

お肌は基本的に、「表皮(ひょうひ)」「真皮(しんぴ)」の二層でできていてその厚さは0.41.5ミリ程度です。「ゴシゴシこすったらだめ」とよく聞きますが、これだけ薄いものなので優しく扱わなければいけません。

表皮の役割

皮膚の表面部分にあたる「表皮」は0.3ミリ程度で、一番内側から「基底層(きていそう)」「有棘層(ゆうきょくそう)」「顆粒層(かりゅうそう)」「角質層(かくしつそう)」と徐々に下から押し上げられるように変化し、最後は皮膚の一番外側にある角質層となって剥がれ落ちていきます。

このサイクルを約1か月で繰り返して生まれ変わっていくのが「ターンオーバー」です。

ターンオーバーの期間が乱れるとお肌に良くありません。
  • 過度な角質ケアや顔そりなどによってターンオーバーが速すぎる場合、未熟な細胞のまま上にあがり保湿性がない乾燥したお肌になりやすく、バリア機能も低下しますので、注意が必要です。
  • ターンオーバーが遅すぎる場合、くすんだお肌になりやすく汚れもたまりやすいのでニキビなどの原因にもなります。

ターンオーバーの理想的な期間は約一か月なので、月に1回お顔剃りするのが理想的です。

真皮の役割

「表皮」をしたから支えているのが「真皮」です。

網目状にはりめぐるコラーゲン繊維とそれをつなぎ合わせるエラスチンが皮膚の弾力を保つクッションの役割を果たし、その間にヒアルロン酸などが入って肌全体の潤いと柔軟性を与えています。

真皮の中には「繊維芽細胞」と呼ばれる美肌作りに一番大きく関わる細胞が点々と存在し、コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸を作り、また古くなったコラーゲンやエラスチンの分解処理も行ないます。しかし老化や紫外線の影響で繊維芽細胞は弱り、生産がスムーズにいかなくなります。

真皮全体のコラーゲンやエラスチンの生産量が減ることで、表皮を支えられなくなり、弾力やハリがなくなって、深いシワやタルミができます。

美肌作りで一番大切なケア

日々のスキンケアで一番大切なのは、やっぱり保湿とUVケアです。

化粧水のあと、乳液やクリームを塗って水分が逃げないようにフタをしてあげましょう。

UVケアはシミ対策だけでなく、ハリや弾力にも影響するので、しっかりケアしましょう。

ご自宅でのお顔剃りの場合は、週に何回も剃ったりせずにどうしても目立つようなら週に一回軽めに剃りましょう。

やりすぎは逆効果!?

過度な顔そりやクレンジングは逆効果です。絶対にやめましょう。

上で説明したように、ターンオーバーが短くなり過ぎて逆にお肌によくないです。できるだけお肌に負担をかけないようにしましょう。

顔そりあとの注意点

お顔剃りをしたあとのお肌は一時的にバリアがなくなった状態です。毎日しているからと油断して、いつも通りお化粧したりクレンジングしたりゴシゴシこすったりすると、トラブルの原因になります。

お顔剃りした日はできるだけメイクを控え、たっぷり保湿してあげてください^^